Moon Creative Labが、2023年7月に開始した3つの新しいプログラム、「Spark」「Boost」「Orbit」は、組織や個人の潜在的な創造性を引き出し、新たなビジネスの立ち上げを支援するためのものです。
今回、アーリーステージにあるビジネスに向けたインキュベーション・プログラム「Boost」の参加者を募集した結果、10か国以上の国々、様々な業界のスタートアップから応募が集まりました。厳密な審査と面接を経て参加が決まったスタートアップは、計16組です。
私たちは、Moonやそれぞれのスタートアップが持つアセットを活用し、2024年4月に開催される「Demo Day」で参加者が資金調達を得られるようサポートを行っています。
Boostの参加者は、10月からMoonに在籍している各分野のエキスパートとともにビジネスの開発に取り組んできました。プロダクトのピボットやリブランド、新たな顧客を発見するといった様々な瞬間に出会いながら、マーケットでトラクションを生むための方法を調査し、魅力的なプロダクト開発のために実験を繰り返してきました。
4月に行われるDemo Dayに向け、Moonはインキュベーション期間を3か月延長する選択肢をいくつかのベンチャーに提供する予定です。
Boostに参加したスタートアップを紹介します。
個人参加の起業家
2022年10月創業。多言語電話応答ボットによるコールセンターの自動化・パーソナライズサービス。創業者は案野 裕行(あんの・ひろゆき)さん。
2020年6月創業。2023年9月に環境負荷低減に配慮したホームケアブランド「aq authentic quality(エーキュー)」の製品定期購入サービスをローンチ。創業者は宇佐美 佑果(うさみ・ゆか)さん。
2021年10月創業。アフリカの農村部にインターネットアクセスを提供するためのプラットフォームを構築。創業者は大場 カルロス(おおば・かるろす)さん。
2022年9月に創業。エンタメづくりを支援するファンの活動データマネージメントツール「Fankey」を開発。創業者は山口 公徳(やまぐち・きみのり)さん。
2021年に創業。AIとカメラを使い、ユーザーのハンドジェスチャーを読み込むアンケート調査を可能にする「Hyouka」をローンチ。2023年よりフルタイムでこのプロジェクトに取り組むように。創業者はAki Kutvonenさん。
Loyalは、ブロックチェーンによる音楽著作権管理プロトコル。創業者は砂金優介(すなかね・ゆうすけ)さん。
2020年より、映画制作者がプロジェクトのメンバーやサポーターを探せるコミュニティプラットフォーム「MatchHat」の開発を開始。創業者は梅若 ソラヤ(うめわか・そらや)さん。ソフトウェアエンジニアのシーナン・テネプレさんと共同設立。
2022年より開始した、スポーツとエンターテイメントグッズのためのデジタルプラットフォーム。創業者は小谷野 瑛理(こやの・えり)さん。
2020年に「Minute Style」ベータ版をローンチ。Minute Styleは、パーソナルスタイリストが既存のワードローブを使い、毎日の着こなしを提案するマーケットプレイス。創業者は小林 恵梨子(こばやし・えりこ)さん。
2018年5月に創業。「VoicePing」はリアルタイム翻訳が可能なバーチャルオフィス。創業者は中島 明紀(なかじま・あきのり)さん。COOのJack Nguyen(ジャック・グエン)さんと共同設立。制作開始から1年半で2000人以上のデイリーアクティブユーザーを獲得。
2023年WhyMe 株式会社を創業。AIベースのコンサルティング・プラットフォーム「Insaight」を開発。創業者は鈴木 隆之(すずき・ひろゆき)さん。
三井物産から個人参加の起業家
Carbon Milageは、エネルギー効率の高い航空旅行を実現するプログラム。創設者は福井 旬弥(ふくい・じゅんや)さん。米国三井物産ヒューストン支店エネルギー部から参加。
Eurekaは、宇宙に焦点を当てた教育プログラム。創業者は白石 尚也(しらいし・なおや)。三井物産モビリティ第一本部フレートモビリティソリューション事業部トランスポーテーションプラットフォーム事業室からMoonへ出向して参加。プロジェクトメンバーとして、同社の人事総務部次世代人事データプラットフォーム推進室から長谷川 泰大(はせがわ・やすひろ)もMoonへ出向して参加。そのほか、同社の流通事業本部流通インフラ事業部リテールサービス開発室から寄藤 悠佳(よりふじ・はるか)さんが参加。3人はMoonのSparkプログラムに参加後に、Boostプログラムへ応募。
ISSHOは、従業員のエンゲージメントを向上させるためのソフトウェア・プラットフォーム。創業者は尾畑 佑季(おばた・ゆき)。三井物産デジタル総合戦略部データドリブン経営戦略室からMoonに出向して参加。Moonが開催したアイディエーションとプロトタイピングのイベント「デザインチャレンジ 三井物産×Moon」でアイデアの売り込みに成功。Moonと連携しながらBoostプログラムへ応募。
三井物産ビジネスユニットからの参加
Agritechは、持続可能な農業を支援するセンサー技術。ブラジル三井物産 サンパウロ本店モビリティ部からAlberto Takayama(アルベルト・タカヤマ)さん、三井物産 モビリティ第一本部Light Vehicleソリューション事業部リテールファイナンス事業室から勝山 義博(カツヤマ・ヨシヒロ)さんが参加。
UpWasteは、廃棄物管理のためのデジタルプラットフォーム。創業者はAris Munandar(アリス・ムナンダル)さん。過去にスパークへ参加したことがあり、Boostプログラムへの応募を勧められ応募。インドネシア三井物産 業務部戦略企画チームから参加。
*ここで紹介した事業内容は、2023年12月執筆時点の情報となります。最新情報は本ブログにてご確認ください。
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