三井物産の新規事業創出をサポートするMoon Creative Labで、シニアデザインリードを務めるマテウス・レゼンデが、2023年2月にCanvas TokyoとFigmaと共同開催したミートアップイベントをレポート。
3分間でできることはなにか? 3時間では?
今年2月上旬、Moonは、東京のクリエイティブなプロフェッショナルと起業家コミュニティに向けた初めてのイベントを開催した。その方式はシンプル。3に3を足していったのだ。Moonの専門スタッフおよびMoonの社内起業家と、東京在住のデザイナー、アーティスト、エンジニア、起業家たちの交流が3時間。イベントの目玉だったOpenMicセッションでは、参加者が誰でも自分のポートフォリオ、作品、スタートアップについてプレゼンできた。持ち時間は、1人3分間だ。
イベントはCanvas TokyoとFigmaの協力のもとに開催された。Canvas Tokyoはクリエイティブコミュニティ向けのオンラインプラットフォームだ。デザイナーなどのプロフェッショナルは自分の仕事や作品を投稿したり、オンラインフォーラムで合流したりできるほか、求人ページで採用情報も確認できる。FigmaはUX/UIデザイナーによく使われているデザインツールだ。
多くのCanvas Tokyoの作家やデザイナーが、Moonスタジオに設置された臨時のギャラリーに作品を飾ってくれた。加えて、幅6メートルのプロジェクションウォールにFigmaのFigJam、いわゆるデジタルホワイトボードを投影した。参加者はプロジェクションウォールへ自由に作品を追加したり、インタラクティブなツールで遊んだりできた。OpenMicの参加者には、Figmaから素敵なおみやげも提供された!
笑顔、おしゃべり、ネットワーキングに溢れた夜だった。参加者は新しい出会いに興奮しつつも、OpenMicが始まると、みんな耳を傾けてプレゼンを楽しんでくれた。Moonの社内起業家で「GORIL」を開発している吉田敏から始まり、アートとビジネスを股にかけるクリエイティブなプロフェッショナルなど、9つの印象的なプレゼンが行われた。プレゼンに使ったのは1枚の画像と1本のマイクだけだったにも関わらず、参加者にインスピレーションを与えてくれた。
Open Creative Nightは、MoonがCanvas TokyoおよびFigmaと提携して実施した初めてのオープンなコミュニティイベントだった。Moonでは今後も、こうしたイベントを開催していく予定だ。表参道に集まる起業家や、クリエイティブなプロフェッショナルと繋がり、ともに学べるコミュニティをつくっていきたいと考えている!
文/マテウス・レゼンデ
Senior Design Lead at Moon Creative Lab
mateus@mooncreativelab.com
続報は「Moon Stories Blog」でチェック。
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