2022年12月5日、がんに罹患した方の不安や悩みに専属のナースが個別サポートを行うオンラインサービス「Tomopiia」が、Moon Creative Lab・東京スタジオで「これからの看護の可能性」と題したシンポジウムを開催しました。Tomopiiaでは、ナースを対象にしたスキルアップのワークショップや、情報発信のイベントを開いており、このイベントもその一環です。以下、当日の模様をダイジェストビデオとともに紹介します。
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イベント当日は、看護の未来というテーマもさることながら、東京医療保健大学 副学長の坂本すが先生をはじめとする多彩なゲストと意見交換をできるという期待感もあり、オンライン・オフラインを合わせて約60名以上が参加しました。
Tomopiiaの事業代表で、Moonに所属するEIR(社内起業家)である重村潤一朗の挨拶に続き、Tomopiiaのエグゼクティブマネージャーでナースの十枝内氏がイベントへの想いを述べました。
「Tomopiiaは、今回のテーマでもある『看護の未来』にまさに挑戦しているという実感があります。看護の仕事は元気でなければとてもつとまらない大変な仕事。このイベントを通じて、ナースが働く上で元気になれるような、そんな内容になるといいなと考えています」
基調講演として、東京医療保健大学副学長の坂本すが先生が登壇。日本の看護のたどってきた歴史を振り返りながら看護の現在地を確認し、アフターコロナの世界で看護はどこに向かうのかについて話しました。
坂本先生は、非接触・リモートが普及した社会における看護の未来について、鍵となるのが『おしゃべり=対話』にあると話しました。
「看護の未来はITがつくってくれるわけでもなんでもなくて、私たち人間が本来持っている、“おしゃべり”という言葉で、作られていくものではないでしょうか」
引き続き、座長として南多摩病院 名誉院長 吉岡政洋先生を迎え、基調講演をした坂本先生、テキックス(株)代表取締役社長 石田秀朗氏、CHCPホームナーシング執行役員/Nフィールド代表取締役 森本立成氏による「看護の将来」をテーマにしたシンポジウムへ。
テーマが広く設定されていたため、最初は戸惑いもあった様子でしたが、活発な意見交換や会場を巻き込んだ議論が展開されました。シンポジウムにおいて「対話」は、大きなキーワードの一つとなりました。対話の先にあるのは、一つの答えではなく、お互いを理解すること、自分を理解すること。患者とナースの対話に留まらず、管理職とスタッフ、スタッフ同士の関係など、幅広い捉え方に議論が発展していきました。
シンポジウムは大いに盛り上がり、終盤は会場の参加者から質問や、ウェビナー参加者からのコメントも数多く寄せられ、ナースの「一言いいたい!」という熱量が伝わるものに。登壇者も、参加者の意見に熱心に耳を傾け、とても楽しそうに議論に応えました。
Tomopiiaは今後も、看護の未来やナースのキャリアなどをテーマにしたイベントを開催していく予定。最新情報は、Tomopiiaの公式ウェブサイトで確認できるほか、Moon Stories Blogでも随時お知らせしていきます。
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